概要
多様性の時代、「人と違う」「同じことができない」はダメじゃない!
これからの僕らが、幸せに働き、生きるためには、「今」なにをするべきか?
弱点(バリア)と思われがちな特性を「自分だけの価値(バリュー)」にするために
必要な考え方が学べる1冊。(Amazonより)
読書メモ:人と違うことに悩む子へ
私には障害をもっている家族や友人がいて、障害について考える機会を得ることが多かったのですが、改めて「障害者が幸せに生きるためには」ということを考えたとき、とっかかりとしてこの本がとても良いのではないかと思います。
日本が100人の村だったら、8人が障がい者。学校という小さな社会にいる子どもにとってはレアなことでも、実はもっと広い世界で見ればそんなに珍しいことじゃない。
障害の有無にかかわらず、人との違いに悩みがちな青少年の時代に、この本を読むことができたら、救われる子も多いんじゃないでしょうか。
簡単な言葉で書かれているし、子どもと一緒に聞いてもいいかもしれないし、そっと紙の本を本棚に置いておくのもありかも。
実は普通の人なんて存在しないんですね。それぞれ人には個性があって当たり前だし、それぞれの特徴を強みにして、同じようなことで悩んでいたり、そんな誰かの助けになったりして生きていける。そのためには学び続けることも、意志をもって何かに取り組むことも必要なのだと思いました。
書籍情報(2023/4/1時点)
タイトル:10歳から知りたいバリアバリュー思考 自分の強みの見つけかた https://amzn.to/3lVyGqE
著者:垣内 俊哉
単行本価格:1650円
Kindle版:あり
Audible版:あり
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